舞台観劇記録 2019年4月〜6月分のお話。
こんにちは。
6月頭までお仕事で大きなプロジェクトを行なっていてすっかりブログから離れてしまいましたが、先日やっとそのプロジェクトも終了したので無事ヲタクの沼に戻ってまいりました。
そして気がつけば6月ももう下旬で2019年も半分終わろうとしていることに驚きを隠せません。
ということで第2四半期の観劇記録です。
(例のごとくカッコ内の数字は観劇回数です。)
【カジャラ#4 怪獣たちの宴】(2)
https://kentarokobayashi.net/theater/kajalla_04/
ラーメンズの小林賢太郎さんのプロジェクトの一つであるコント集団カジャラ。
毎年春頃に定期巡業公演を催行しており、毎年楽しみにしている演目のひとつです。
コントと一言でいうとテレビ番組で出てくるようなADさんや番組観覧のお客さんがゲラゲラ笑うようなものを想像すると思いますが、カジャラはちょっと違います。
なんというかイギリスのコメディドラマみたいな感じです。
大爆笑こそあまりありませんが、終始くすりくすりと笑え、皮肉があり、そして最後に必ず伏線回収があるので何かストンと腑に落ちた気持ちで劇場を後にすることができます。
個人的にはこういう笑いがすごく好きで小林賢太郎さんのファンになってから十数年、学生時代から舞台を観続けています。
きっと自担の松倉くんはこういうの特に興味ないんだろうなと思いましたが、ふぉ〜ゆ〜の福ちゃんや越岡さん、それに寺西くんも観に行ったそうなので、いつか松倉くんも興味持ってくれたら嬉しいな。
(なんでもかんでも自担と共有したがるお節介BBAやめたい。)
【偽義経冥界歌】(3)
http://www.vi-shinkansen.co.jp/niseyoshitsune/
金沢公演の前楽と楽、松本公演の楽(2019年分の千秋楽)に行きました。
お目当てはもちろん元祖担当の生田斗真さん。
新感線自体、学生の頃に斗真さんが出たCat in the Red Bootsを観て以来ハマったので私にとっては一石二鳥。
お話はザ・王道劇団☆新感線!!って感じのテンポの良い殺陣あり、笑いあり、裏切りあり、どんでん返しありの演目でした。
新感線史上ベストかと聞かれるとまあそうでもない気がしますが、気負わずにリラックスして、純粋に楽しめる作品でした。
そして金沢も松本も楽に入ったので恒例のお煎餅撒きにも立ち合えました。
お煎餅撒き、かなり昔の公演以来だったので、今は観客全員に行き渡る数を用意してくれていることに驚き。
(昔はその名の通りただ撒くだけだったはず。)
そして性懲りも無くアンケートに「ジャニーズJr.内ユニットTravis Japanの松倉海斗さんと松田元太さんがすごくいい役者なので是非出して欲しい」と書いてきました。
いつかこの重い想いがいのうえひでのりさんに届くといいな。
【レ・ミゼラブル】 (3)
https://www.tohostage.com/lesmiserables/index.html
私の中のベストミュージカル殿堂入り作品。
初めて観たのは2009年、神田沙也加ちゃん目当てで行きました。
世界史の文学史で作品の名前くらいは聞いたことがありましたがそれ以外は全く予習なしで観に行きましたが、幕が降りる頃には大号泣そして作品に大ハマり。
抱き合わせの版権の都合上、東宝で日本人キャストで上演されるのは2年に一度なので、それ以来奇数年の楽しみになっています。
レミゼの何が好きって頭に残る音楽はもちろん、観る年によって自分自身の年齢や置かれている環境が変わることにより感情移入するキャラクターやシーンが変わるところ。
初見の頃はまだ二十歳そこそこだったし、さーや目当てだったのでコゼットの恋模様を中心に観ていました。
年齢を重ねるにつれ司教とのシーンやバルジャンの独白など心揺さぶられ、涙するシーンが増えました。
今年は生田絵梨花ちゃんコゼット、海宝直人くんマリウスを中心に日程を選びましたが、まあびっくりするほどの激戦で。。。
興行が売れることは演劇ファンとしては嬉しい限りですが、公演が取れにくくなるのもなんだか少し寂しいですね。
またきっとあるであろう2年後の公演も今から楽しみです。
(そしていつか松田元太くんマリウスが観たい。)
【良い子はみんなご褒美がもらえる】 (1)
http://www.parco-play.com/web/play/egbdf2019/
楽しみにしていたイギリスの劇作家トム・ストッパードの演目。
トム・ストッパード作品は以前に生田斗真さん、菅田将暉さん主演の「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」で初めて観劇し、言葉の巧妙さに惹かれて戯曲集まで買って読みました。
今回の「良い子は〜」も上記のロスギルと同じように言葉が巧みで、数学の命題のように真偽、対偶を考えさせられる作品でした。
見えないものを「ない」と証明することの難しさ、言論や思想の統制について考えさせられます。
舞台上に常にオーケストラがいる少し変わった作品で個人的にはすごく好きなタイプの作品ですが、90分休憩なしで会話劇をひたすら追うので精神的に疲れ、層を選ぶ作品だなとも思います。
(ちなみに主演の堤慎一さん、我らがA.B.C-Zのセンター橋本良亮さん以外に俺たちの小手さんも出ていました。)
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/enbujyo_20190410/
これは観終わった瞬間に色んな感情が溢れてしまい、単独のエントリーを書き認めているのですが、なかなか言葉が見つからずまだ下書きに保存されています。
たぶんそのうち今更!?って時期にひっそりアップします。
とりあえず南座で2月に観ていたから新橋はいいかなあって思っていたところ、一緒に行こうと誘ってくれた親友に感謝です。
出演者も変わっていれば演出の変更もあったりで、南座とは別の単独の作品として楽しめました。
あとは後日別エントリーで。
【キネマと恋人】 (1)
https://setagaya-pt.jp/performances/kinema2019.html
2016年上演時に観よう観ようと思いつつ逃した作品が再演すると聞き、すごく心待ちにしていた作品。
予備知識なしで挑んだことをすごく後悔しました。
こんなに素晴らしい作品と知っていればリピート分のチケットも押さえていたのに。。。
間違いなく私の中で2019年度上半期ベスト舞台です。
主演の妻夫木聡さんの一人二役も緒川たまきさんのちょっと癖になる偽方言も良かったのですが、何と言ってもともさかりえさんの年齢を重ねても衰えないチャーミングさが良かったです。
また演出では言葉上でいう「視界がぐにゃりと歪む」が本当に客席に見える形で表現されていたり、デジタルとアナログの絶妙な塩梅が素晴らしかったり、ユニークだけどすごく納得の出来る演出に感心しました。
全ての演劇好きに観て欲しい星5つの作品でした。
【オレステイア】 (1)
https://www.nntt.jac.go.jp/play/oresteia/
おっっっっも!!!!!
なっっっっが!!!!!
と思わず言いたくなるような休憩2回を挟み、4時間を超える大作。
新国立劇場らしい哲学的で抽象的な作品です。
個人的にはこういう解釈の余白があって観客側に宿題を持ち帰らせるタイプのお芝居が好きなので、観に行ってよかったなと思いました。
すごく久しぶりの新国立劇場中ホールだったのですが、クッションが各席に席置きになっていたことに驚きました。
(前からでしたっけ??記憶がない)
というわけで2019年第2四半期は7演目12公演の感激でした。
意外と少ない…?と思いましたが、思えば第2四半期はコンサートに11公演(嵐、アンジュ中野・武道館、キスマイ東京・西武、ハイハイクリエ、たまアリ)入っていたので、まあそのくらいかあと言った感じです。
(たまアリとBACKBEATが被ってしまいBACKBEATが観れなかったのが残念。)
第3四半期はSHOW BOY、エリザ、お気に召すままの3演目しかまだ手元にチケットがないですが、たぶんけむりの軍団、WSS、そして何より梅芸SHOCKを観に行く予定です。
(夏はドームとTDCでお腹いっぱいになると思うのであまり観劇を詰められなさそう。。。)
2019年前半が観たい作品だらけだったので、後半はちょっと失速気味ですがまた素敵な作品に巡り会えたらいいなって思います。
ではでは。