今日も君が世界一だと伝えたい

アラサー赤文字系ヲタクOLによる好きなものへの重すぎるラブレター置き場

Travis Japanのデビュー曲”JUST DANCE!”の歌詞が良すぎるお話。

こんにちは。

久しぶりにはてなブログを開いたら最後のエントリーが2年以上前という事実に驚きを隠せないヲタクです。

 

空白の2年間一体何をやっていたのかと言うと、以前と変わらず世界一可愛いアンジュルム 川村文乃さんと世界一素敵なTravis Japan 松倉海斗くんのヲタクをしていました。

それぞれ同じような時期から推し始め現在5年目になるのですが、なんと!!先日2022年10月28日についに!!Travis Japanがメジャーデビューを果たしました!!!!!!!

しかもただの一般的なジャニーズアイドルのメジャーデビューではなく、全編英語詞の曲で全世界配信デビュー!!

規模が大き過ぎるし前例が全くないのでヲタクも頭が追いついていないのですが、とにかくめでたい!!!!!!!

 

今日はそのデビュー曲である"JUST DANCE!"の歌詞があまりにも良すぎたので歌詞の書き起こし、和訳、意訳、そして個人的な推察を記したく久しぶりにブログを書きます。

 

まずはTravis Japanのデビュー曲"JUST DANCE!"のMVをどうぞ。

(つい数日前に再生回数1,000万回を突破しました。すごい!!)

 

2022年3月下旬よりTravis Japanが全員で留学しているアメリカリフォルニア州にあるベニスビーチで撮影されたカラフルでポップなMV。

撮影はTravis Japanとも縁のあるAustin Mahoneの"Dirty Work"等を監督したGil Green、振り付けはBTSの"Dynamite"のNicky Andersonが担当。

衣装のスタイリングやグループのロゴ、そして曲調は今音楽シーンで大注目の80年代テイストになっていることからもいかにレコード会社や事務所の大人たちがTravis Japanのデビュー曲に本気だったのかがうかがえます。

 

しかし今日話したいのはMVや曲調の良さではなく、その根本にある歌詞の良さについて。

まずはYouTubeの字幕から引用した英語詞と私個人が訳した日本語訳(カッコ内)、そして日本語の直訳では伝わりきらない部分の意訳[ブラケット内]を置いておきます。

 


JUST DANCE!

(ただ踊ろう)
Anyway you want
(思うままに)
When you feel a spark
(きらめきを感じたら)
It don’t matter where you’re from or who you are
(君がどこの誰かなんて関係ない)
JUST DANCE!
(ただ踊ろう)


When I’m feelin’ high or low
(気持ちが上がってる時も下がってる時も)
When I got no place to go (Just move it)
(どこにも行く場所がない時も)
[どこにも行くあてがない時も]
Even if I’m on the phone
(電話に出ていても)
I put the call on hold (Just do it)
(通話を保留にするよ)
[通話を保留にしてでも]


That’s the way I feel better
(そっちの方が気分が良いから)
We can do it together
(一緒にできるさ)
Kick your chair and just get up (Get up)
(座ってるその椅子を蹴って立ち上がれ)
[ぐずぐずしてないで行くよ]


Just let it take control
(流れに身を任せ)
When the rhythm slows
(リズムが遅くなったら)
[リズムの流れを掴んだら]
And when the kick drum goes
(バスドラの音が聞こえてきたら)


★リピート

Anyway you want
(思うままに)
Light up like a star
(星のように輝いて)
It don’t matter where you’re from or who you are
(君がどこの誰かなんて関係ない)
JUST DANCE!
(ただ踊ろう)


<Rap>
I wanna roar like a tiger
(虎のように吠えたい)
Let it out, let 'em know I'm a fighter
(解き放て、俺が戦士だと知らしめよう)
[やってやろう、俺らのやる気を知らしめよう]
It's our year, going higher and higher
(俺たちの年だ、どんどん上げていく)
[俺たちの寅年、どんどん上げていく]
Feel us catching like a fire, come on
(俺らが炎のように燃えるのを感じて)


Can I do it in the backseat? (Yes, please)

(バックシートでそれやってもいいかい?(はい、どうぞ))
[どんな場所でも踊っていいかい?(賛成)]
Even on Hollywood stars? (Oh, lord)

(ハリウッドスターでも?(なんとまあ))
Can I kick it, Lionel Messi? (So clean)

リオネル・メッシ、蹴ってもいいかい?(見事に))

[メッシのようにキメてもいいかい?(超カッコよく)]
Cause I don't wanna fight the feeling

(気持ちには抗えないから)

 

★☆リピート



When you get that feelin’
(あの感覚を掴んだら)
Dance like you don’t care who sees
(周りを気にしないかのように踊ろう)
Let go and just move your feet
(気持ちを解放してただ足を動かし)
[気持ちを解放してただ身体を動かし]
Don’t let ‘em stop you
(誰にも止められない)


*リピート
Just like I want you
(あなたを欲しいのと同じように)


★☆リピート×2

 

歌詞を書き起こしていても思うのですが、この曲は非常にシンプルな英単語で構成されています。

よってTravis Japan自身も歌いやすく、聞き手も聞き取りやすかったのではないのかなと思います。

現にRadio Editがらじらーサタデー内で放送された際に歌詞の即興書き起こしをしたのですが、結果的に初見(初聴?)で9割近く正解できました。

それほど聞き取りやすいということは英語圏/非英語圏関係なく口ずさみやすく、親しみやすい曲なのではないかと思い、こんなところにも製作側の戦略があったのかなと思いを馳せました。

 

本題から逸れましたね。

それでは「歌詞」そのものの話をしましょう。

まずはRadio Editで先行公開されたRap以外の部分について。

(以降公式ソースのない1ヲタクの推察と願望です。)

 

そもそもタイトルの"JUST DANCE!"が良い!!

ダンスを武器の一つにしていて昨年YouTube内に+81 DANCE STUDIOというダンスチャンネルも開設したTravis Japanのデビュー曲ってどんなタイトルになるんだろう??と思っていたら直球150km/hストレートの"JUST DANCE!"

最高じゃん!!!!!!!

YouTubeのダンスチャンネルはこちら。)

Travis JapanがDANCE!しなくて誰がDANCE!するのかって話ですよね。

 

そしていきなりやってくる最高パートこと"It don’t matter where you’re from or who you are"

It don't matterは正確に言うと文法上間違っており、正しくはIt doesn't matterなのですが、日本語で言う「ら抜き言葉」のように話し言葉で非公式の場で使われるイメージです。

そして世界で最も有名な"It don't matter"と言えばMichael Jacksonの"Black or White"に出てくる"It don't matter if you're Black or White"ではないでしょうか。

Michael Jackson - Black Or White (Official Video - Shortened Version) - YouTube

 

Travis JapanMichael Jacksonの振り付けも担当したTravis Payneにゆかりのあるグループ。

"Black or White"でも"JUST DANCE!"に出てくる"It don’t matter where you’re from or who you are"と同様に人種の違いは関係ないと歌っています。

 

また今回は全世界配信デビューということでこの曲はTravis Japanはもちろん、ジャニーズ事務所のことを知らない国や地域の方の耳や目に触れる機会があるかもしれません。

そんな方々に「どこの誰かなんて関係ない」Travis Japanの音楽が届くのかと思うと胸熱です。

いずれの意味でも二重にも三重にもTravis Japanと重なる"It don’t matter where you’re from or who you are"のフレーズがすごく良いなと思いました。

 

次はAメロの如恵留くんと元太くんの"Even if I’m on the phone, I put the call on hold"

そもそも前のフレーズで「落ち込んでいる時も、どんな時も踊ろう」というニュアンスがあるのに突然過ぎる電話の話。

もしかしたら「日常の些細なことをしていても気分がのってきたらその手を止めて踊ろう」ということを言いたかったのかもしれません。

それであれば"Even if I'm walking / talking / working / shopping"など何でもよかったはずです。

それなのに敢えてここで「電話」とする意味。

 

その答えはもしかしたらMVにあるのかもしれません。

ちょうど如恵留くんが"Even if I’m on the phone"と歌いながら受話器を持っているシーンの公衆電話に見慣れた+81 DANCE STUDIOのシールが貼ってあるのが見えます。

+81は国際電話をかける際の日本の国番号であり、+81 DANCE STUDIOチャンネル開設時のティザーでも電話のコール音が鳴るというお洒落な演出がされていました。

そう考えるとこの「日常の些細なこと」の描写として「電話」が出てきたのも納得します。

 

そしてサビの"Light up like a star"

振り付けでも星空をイメージしたような手振りをしていますが、個人的にはこの"star"は「星」だけではなく、後述するラップパートと併せて「セレブリティ」の意味も込めているのかなと思いました。

 

デビューに先駆けて公開されたRadio Editは約2分20秒程度。

しかしiTunesの予約時に公開されていた曲の長さは2分57秒。

Radio Editの時点でこれだけ語れるほど素敵な歌詞なのに、残り約30秒には一体何が詰まっているのか??

そもそもRadio Editはどこを切り取ったのか?シンプルに2番がないのか、はたまたそれ専用に編集したのか?

そして迎えたデビュー日の朝、ワイドショーで流れた松倉くんの"I wanna roar like a tiger"のフレーズ。

残り約30秒の正解は!!ラップでした!!!!!

しかもそのラップに"JUST DANCE!"の歌詞の最もエモいパートがあるなんて!!!!!!!

 

まずはラップの前半部分。

"I wanna roar like a tiger"は明らかにTravis Japanの愛称「トラジャ」に掛かっています。

虎の鳴き声が効果音的に入っているのも粋ですね。

 

そしてその後に出てくる"It's our year, going higher and higher"

"our year"は直訳すると「俺たちの年」ですがこれは単にデビュー年ではなく、「寅年」にも掛かっていると思います。

欧米には干支の概念がないにも関わらず寅年に配信するデビュー曲に「寅年は俺らの年」を意味するようなフレーズが入っていることに感動しました。

 

というのもTravis Japanは2021年秋に上演したグループ主演舞台「虎者-NINJAPAN-」の会見で「寅年デビュー」を目指すと宣言し、2022年に入ってからは「デビューだけではなく自分たちの年にしたい」と様々なインタビューで語っていました。

そんな彼らの意気込みが最終的に全世界配信デビュー、そしてそのデビュー曲にこのようなフレーズで回収されたことに震えました。

 

分かりやすい虎フレーズが前半に来ている一方でラップの後半は色んな方の推察をうかがいたいなと思う部分です。

まず"Can I do it in the backseat? (Yes, please)"

"it"は"JUST DANCE!"の"DANCE"に掛かっているのではないかと推測します。

「(車の)バックシートで踊っちゃってもいいかい?」=どんな場所でも踊っちゃってもいいかい?という意味になるのではないでしょうか。

 

またその後の合いの手の"Yes, please"ですが直訳すると「はい、お願いします」となります。

これは肯定の同意なので広義的に訳すと「賛成」になるのではないかと思いました。

「賛成」はまさにTravis Japanがパフォーマンス前に円陣を組んだ時にする「◯◯しちゃってもいいですか!?」「賛成!!!!!!!」という定番の掛け声。

MVの冒頭でも「賛成」と円になって手を上げるシーンや曲中に日本語で「賛成」というフレーズがガヤ的に入っています。

かねてよりこの「賛成」は"Agree"と英訳されることが多かったですが、「賛成」は2音節、"Agree"は1音節で訳は合っているけど何だかしっくりこない感じが個人的にありました。

ここにきて1音節×2の"Yes, please"はもしかしたら今後"Agree"に代わる英語版「賛成」になるのかもしれません。


続いて"Even on Hollywood stars?"

ここのセレブリティという意味での"stars"もサビの"like a star"に掛かっているのではないかなと思います。

またここでの"Hollywood stars"は直訳するとその語の通りの「ハリウッドスター」ですが広い意味では「銀幕スター」=「有名人」の意味でよく使われるのでその次に来る"Lionel Messi?"にも繋がります。

 

洋楽ではしばしば有名人の名前がそのまま歌詞に使われることがあります。

例えばBon Joviの"It's my life"にはFrankie(フランク・シナトラ)やOne Directionの"Up All Night"にはKaty Perryなど、過去の大スターからその時代をときめくスターまで名前が出てきます。

今回のLionel Messiはアルゼンチンのスターサッカー選手。

日本にいるとあまり感じませんが、アメリカでは野球、アメフト、バスケに押されそこまでサッカーはメジャーではありません。

あまりアメリカ人サッカー選手で全世界共通で名前にピンと来る選手がいなかったのであえて誰でも知っているメッシの名前を使ったのではないでしょうか。

また野球ならHit、アメフトはTouch down、バスケならDunkなど連想する動きにまつわる単語がありますが、どれもいまいちダンスに結びつきません。

一番ダンスに結びつくKickからサッカー、サッカーのスター選手と言えばメッシと連想して出来たフレーズなのかもしれません。

 

 

"JUST DANCE!"はメロディーがキャッチーで音が華やか、MVもカラフルで見ていて楽しいだけではなく、歌詞にフォーカスするとTravis Japanのデビューのために用意された特別な曲であるのが伝わってくると思います。

デビュー発表時のインタビューで"JUST DANCE!"は元々留学中の課題曲としていただいた曲と本人たちが語っており、その「課題曲」という単語だけが一人歩きしているのが少し残念に感じました。

(課題曲=練習曲ではなく、Japanese dance and performance groupと自分たちを紹介した時に「何かやってみてよ」とリクエストされた際に直ぐに応えられるように準備していたそうです。)

 

初めてRadio Editをラジオで聴いた時、ワイドショーで解禁されたラップの冒頭を見た時、そしてフルで自分の手持ちの端末で曲を聴いた時。

こんなところにも!あんなところにも!Travis Japanの要素がいっぱい!!と個人的にすごく嬉しかったのでどこがどういう理由で嬉しかったのかを言語化して残したいなと思いこのエントリーを書いてみました。

ただデビュー後、曲の詳細について語られたTravis Japanのインタビューがまだ無い状態なのでこれはあくまでもヲタクの推察です。

日本に帰国後沢山のお仕事をしている真っ最中のようなのでいつか彼らの言葉で歌詞について語られる日が近い将来くるといいなと思っています。

(その時に全然違うじゃーん!となったら笑ってやってください。)

 

ではでは。

 

**2022.11.8追記**

昨晩CDTVライブライブでTravis Japanの帰国後初パフォーマンス披露があり、その際にフル尺和訳詞字幕が公開されたので記録として追加しておきます。

 

以下2022.11.7放送CDTVライブライブより


とにかく踊ろう好きなように
ビビッときたら
関係ないよどこから来ても誰であっても
いいから踊ろう


気分が上がってても下がってても
行くとかがなくても(立ち止まってないで)
電話中でも
保留にして(踊っちゃいなよ)


それで気分が晴れるから
一緒に踊ろうよ
椅子を蹴飛ばして(立ち上がろう)


そのまま流れに任せればいい
リズムがゆったりしていたら
そしてキックドラムが鳴り響いたら


★リピート

好きなように
星のように輝いて
関係ないよどこから来ても誰であっても
いいから踊ろう


<Rap>
トラのように吠えたいんだ
さらけ出して教えてあげよう僕は闘士
ついに僕らの年が来た どんどん高く舞い上がり
炎のように燃え上がる僕らを感じてよ さあ


後部座席で踊ってもいい?(どうぞ)
ハリウッドの歩道の星型プレートの上でも?(おおっと)
キックしてもいいかな リオネル・メッシ?(お見事)
この湧き上がる感覚に抗いたくないから


★☆リピート



そんな気分になったら
踊ろうよ 誰が見てても構わないくらい
思い切り足を動かせばいい
誰にも邪魔させないで
*リピート


★☆リピート

 

まさかの"Hollywood stars"がハリウッドセレブリティではなく、Hollywood walk of fameの歩道にあるプレートのことだったとは!!

f:id:riiiiinats:20221108113714j:image

(実物の写真が手元になかったのでデビュー記念に作ってもらったアイシングクッキーで失礼します。)

 

何故"on"なのかよく分からず、考えるのも面倒だったので曖昧に訳したまま飛ばしていましたが、確かにこれであれば前置詞がwithではなくonなのは納得です。

Hollywood walk of fameはTravis Japanも渡米直後に訪れてMichael Jacksonのプレートと写真を撮っていた場所なのでこうしてまた新たな歌詞の発見があり嬉しいです。

CDTVでのパフォーマンスも素敵でこれからJUST DANCE!がどんどん育っていくのを一緒に見るのが楽しみになりました。