あなたの繭期はどこから?私はLILIUMから!トラジャ担に勧めたい「TRUMP」の世界のお話。
こんばんは。
タイトルにある「繭期」「TRUMP」にピンときた方は同志ですね。
「繭期?TRUMP?何それ?」という方はもしかしたらこれからとんでもない沼に足を踏み入れるかもしれません。
今までこのブログでは「TRUMP」なんて一切触れていなかったし、Twitterの方でもすごく積極的に呟いていた方ではないのに急にどうした??とお思いになるかもしれません。
先に結論をいうと、来たる7月11日(土)20時からYouTubeで「はじめての繭期」なる企画が開催されます。
これは何度か過去に行われた企画で、連日YouTube等動画配信サイトで「TRUMP」シリーズの過去作品を無料上映してみんなを沼に引き摺り込もうという企画。
配信チャンネル:ポニーキャニオン公式YouTubeチャンネルhttps://t.co/xHyxp6NzK9
— ワタナベ演劇公式 (@watanabe_engeki) 2020年6月25日
<配信スケジュール>
第一夜:2020年7月11日(土)20:00~
『TRUMP』(2015年上演)
出演:高杉真宙、早乙女友貴、陳内将、武田航平 他
※以降の配信スケジュール、ラインナップはおってお知らせいたします。
個人的には「TRUMP」の世界とTravis Japanのメンバーは親和性があると思うので、是非この機会にトラジャ担にも「TRUMP」の世界をお勧めしたくブログを書いています。
そもそもご存知ない方にとって「TRUMP」とはなんぞやって感じですよね。
「TRUMP」とは『舞台「TRUMP」にまつわる一連の舞台シリーズ』のことです。
初演の題名が「TRUMP」で以降は再演以外は違う題名が付けられていますが、作品単体というよりもシリーズのことを指す場合が多いかもしれません。
「TRUMP」シリーズは劇作家・演出家の末満健一さんがライフワークとして製作されている原作無しのオリジナル舞台。
作品は公開順に「TRUMP」「TRINITY THE TRUMP」「LILIUM -リリウム 少女純血歌劇-」「SPECTER」「グランギニョル」「マリーゴールド」「COCOON月の翳り星ひとつ」。(スピンオフや同名の再演除く。)
いずれも初演の「TRUMP」を軸に時系列や舞台となる場所が少しずつ異なります。
また時系列は必ずしも「TRUMP」から始まって未来に向かっていくわけでもありません。
(ハリーポッターシリーズが時系列順だとしたら、こちらはマーベルのアベンジャーシリーズのようと言うと少しは伝わりやすいでしょうか?)
「TRUMP」シリーズは漫画・アニメ原作ではないので所謂2.5次元舞台ではないのですが、作品のテーマや衣装・メイク、全体の雰囲気は2.5次元寄りだと思います。
舞台の冒頭には「キャストパレード」があり、アニメのオープニングのような形でキャストの紹介があります。
この雰囲気を見て、あ…ちょっと合わないかも…と思ったら遠慮なく引き返して大丈夫です。
3分間見切った方は多分今沼の淵に立っています。
ピースピット2017年本公演『グランギニョル』キャストパレード
「TRUMP」シリーズの世界にはヴァンパイアが出てきます。
ヴァンパイアと言ってもニンニクや十字架が苦手で、日中屋内に引っ込んでいるそういうタイプのヴァンパイアではありません。
見た目は普通の人間と変わらず、中には人間とヴァンパイアの間の子供(劇中では「ダンピール」と呼ばれ純血のヴァンパイアから避けられる)もいます。
(「ダンピール」はハリーポッターの「マグル」のような存在)
ヴァンパイアたちは人間よりは寿命が長いが、不死身ではない。
しかし例外として始祖である吸血種「TRUMP (True of Vamp)」には不死の力がある。
「TRUMP」の世界のヴァンパイアは思春期になると「繭期」を迎えます。
「繭期」のヴァンパイアは感情の起伏が激しくなったり、他人や自分を攻撃してしまったり、精神的に不安定になるので「クラン」(「LILIUM」では「サナトリウム」の名称)と呼ばれる隔離施設に収容される。
また「ダンピール」の多くはこの「繭期」をこえられず、死を迎える可能性が高いとされています。
「TRUMP」シリーズは登場人物も多く、複数の作品にまたがり同じ登場人物が出てくるので内容が複雑で面倒くさそう…と敬遠する方もいますが、各作品中に重要な設定や用語の解説があるのでこれ以上の前情報を入れずに観て大丈夫です。
むしろ詳細のあらすじを知ってしまう前に何も知らない状態で観て欲しい。
何故ならば一度「TRUMP」を観てしまうと「TRUMP」の世界を知らなかった頃には戻れないから。
すごく当たり前のことを言っていますが、これがどういうことかは「TRUMP」履修済の方なら同意してくれるでしょう。
特に今度配信される「TRUMP」はシリーズの主軸のお話であり、登場人物もここから派生しているものが多い為、予備知識なしで観て「はじめての繭期」を体験するにはぴったりです。
そもそも何故トラジャ担に「TRUMP」シリーズを勧めたいかというと、
だってみんな大どんでん返しや伏線回収のある舞台好きでしょ?????
(私は大好物です)
「TRUMP」の詳細を知らずに舞台を観て欲しいのはまさに大どんでん返しや伏線回収を楽しんで欲しいから。
正直「TRUMP」のどんでん返しっぷりはカゲロウと虎者たちが兄妹だったとか(「虎者 -NINJAPAN-」)、大将軍様が父上だったとか(「滝沢革命」)、A.B.C-Zが宇宙人だったとか(「ジャニーズワールド」)そういうレベルではありません。
えええええええ!!!!あなたが!?!?という驚きが1つの作品の中だけではなく、時を超え、作品を跨ぎ起こるのです。
さらに「TRUMP」は舞台であることを最大限にうまく利用した演出で観客を騙しに掛かります。
映像では同時進行で起こっていることもカット割によっては観客に見えないこともありますが、舞台では同じ舞台上でことが進行しているのに、観客は別のことに気を取られてその事実に気づかないこともしばしば。
だからこそ何度も見返したくなるし、複数の作品を円盤で行ったりきたりして「TRUMP」のファンはどんどん繭期にハマっていくのです。
またこれはトラジャ担というよりもトラジャ担に多くいるであろう舞台・映画好きに響くと思うのですが、「TRUMP」シリーズは考察し甲斐がある。
何故あのキャラクターはあのタイミングであの仕草をしたのか、別の作品にいる同名のキャラクターはどういう時系列で繋がっているのか、考えはじめたらキリがありません。
既にシリーズは10年以上前から続いているので、先人たちが多くの考察資料をインターネットの海に残してくれています。
もし「TRUMP」を観てその世界にハマったらある程度作品を観たところで考察ブログを読むとより楽しめると思います。
(もちろんご自身で考察を考えてブログを書いたり、他の方と答え合わせをしても楽しいはず。)
そして最後にシンプルにこのちょっと厨○病っぽい世界観とTravis Japanの世界観を重ねると…なんだか良くないですか…
所謂ヲタクの癖に刺さると思うのです。。。
特に今回配信される「TRUMP」は再演の中でももっともジャニヲタの好みに近い(というか自担をイメージしやすい)キャスティングになっています。
http://napposunited.com/trump/
個人的には中央に座っているソフィ(高杉真宙さん)役を松倉くん、横たわっているウル(早乙女友貴さん)役を宮近さんに演じて欲しいと思っています。
嗚呼ちゃかまちゅ 嗚呼嗚呼ちゃかまちゅ 嗚呼ちゃかまちゅ(ヲタク心の俳句)
(ここまで敢えて話を複雑にしないように言わなかったのですが「TRUMP」シリーズにはReverse公演というものがあり、対になるキャストが入れ替わって演じられる公演があるのです。つまりはそう…そういうこと…)
また「TRUMP」シリーズはどの作品から観るかによって後で観た作品の感じ方や理解度が変わるのですが、「LILIUM -リリウム 純血少女歌劇-」も最初の方に観ることをお勧めします。
これは2014年にモーニング娘。とスマイレージ(現アンジュルム)が出演した作品です。
今回の「はじめての繭期」企画に含まれるかは分かりませんが、7月31日までU-NEXTで公開されています。
(今なら初月無料トライアルあり!!)
私は「LILIUM」で「TRUMP」の世界を初めて知ったので多くのハロヲタ同様に繭期への入り口はこの作品でした。
後から「TRUMP」(2013年Dステ版)を観て、あああああここが!!??繋がってる!?!?と衝撃を受け、また「LILIUM」に戻りました。
(余談ですがDステ版には志尊淳くんをはじめとしたD-BOYSが出演しており、えび担と縁のある三津谷くんや特捜9でお馴染みの山田裕貴くん、元ジャニーズで現在ジャニヲタYouTuberとして活躍されているあくにゃんも出ていてキャストがちょっと面白い。)
ここまで長々と書きましたが、つまるところ
今週末7月11日(土)は20時にYouTube前最前に集合ね!!!!
観終わった後は決してハッピーは気持ちにはなりませんが、自担やトラジャのメンバーを「TRUMP」の設定に当てはめて悶絶して寝れない夜を過ごすことだけは保証します。
さあ、あなたもレッツ繭期☆
ではでは。
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追記(2020.7.8)
「はじめての繭期」のラインナップが発表されましたね!!
『#はじめての繭期 2020』ラインナップ発表🎉2018年公演「#繭期夜会」初映像配信📡さらに2019年公演『#繭期大夜会』の映画館上映と動画配信も決定🤗🎥🎭https://t.co/Djrysxz3jZ#末満健一 #東啓介 #高杉真宙 #早乙女友貴 #陳内将 #武田航平 #染谷俊之 #松浦司 #栗山航 #三浦涼介 #TRUMPシリーズ pic.twitter.com/CcRDiXSwrz
— Ponycanyon (@ponycanyon) 2020年7月7日
配信順は「TRUMP」(NU版)、「グランギニョル」、「SPECTER」(初演)、「マリーゴールド」、「繭期夜会」(ライブイベント)の5作品でしたね。
(やはり「LILIUM」はなかった。。。)
「TRUMP」シリーズは何を語ってもネタバレになるので多くは語れませんが、せめて未体験の方に「はじめての繭期」の上演作品を含んだお勧めの順番だけでも記しておこうと思います。
(何を語ってもネタバレってちょっと大袈裟では?と思うかもしれませんが、上演が後になればなるほど作中に登場する登場人物名さえも一つのネタバレになってしまうのは嘘のようで本当の話。)
①「TRUMP」(7月11日YouTube配信)
*全ての物語の基軸となるお話。とりあえずネタバレなしで観て欲しい。
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②「LILIUM」(7月30日までU-NEXT配信)
*物語的には「TRUMP」と真っ直ぐの線で繋がっているけど、何が繋がっているかは言えないのでこれもネタバレなしで観て。
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*「TRUMP」の人間関係を知った上で観ると分かりやすい。
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④「SPECTER」(7月13日YouTube配信)
*○○三部作の最後(上演順)の作品なので後半に観るのは間違いない。
(○○は役名だけどそれさえもネタバレになるので言えない)
ただ人によっては「グランギニョル」よりも「SPECTER」を先に観る方が良いという人も。(上演順)
今回は配信日に合わせてここで観てください。
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*そろそろ①②あたりの記憶が朧げに…と思っても大丈夫。
ここで一気に記憶が蘇ります。
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⑥「LILIUM」(7月30日までU-NEXT配信)
*ここでまさかの追い「LILIUM」。
本当はスピンオフの「LILIUM感謝祭 -二輪咲期-」を観て欲しいけれど、DVDがハロプロFC限定生産だった為現在は購入できないので追い「LILIUM」で補完。
「LILIUM」を2回挟んでいるのはわざとです。
時系列や登場人物の話をするとネタバレになるのでしませんが、「マリーゴールド」を観終わったら自然と「LILIUM」に再び手が伸びるのは間違いありません。
理由はめっちゃ言いたいけど絶対言えないので、とりあえず皆さん7月11日から毎日20時に画面の前に集合しましょう!!!!