おうち時間を豊かにするおすすめの紅茶のお話。
こんばんは。
外出自粛になってからご自宅で過ごす時間が増え、普段はカフェでしか飲まなかった紅茶やコーヒーをご自宅で楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
私もその中の一人です。
以前のエントリーで在宅勤務をする上でコーヒーが気持ちの切り替えのスイッチになると書いたのですが、実は紅茶検定を取得するほど紅茶も好きです。
(紅茶検定、今年は逃してしまったので来年はアドバンスを受験しようと思います。)
紅茶に含まれているカフェインとテアニンには集中力のアップやリラックス効果があるので、長い時間おうちで過ごすお供にもぴったりです。
ということで今日はおうち時間におすすめな紅茶を紹介したいと思います。
一般的なスーパーや量販店で買えるお手軽なものから少しお値段は張るけどティータイムを豊かにしてくれるものまで、基本的にネット通販で買えるものを中心にピックアップしてみました。
購入場所: スーパーなどの量販店
参考価格: 20袋 540円(税込)
初っ端はまさかのアソートです。
色んな種類の紅茶を飲んでみたいけど何を買えばいいか分からないという方におすすめです。
こちらは「ベスト」の名の通りトワイニングの中でも人気の5種類(ダージリン、セイロン オレンジペコ、アールグレイ、レディ グレイ、プリンスオブウェールズ)が入ったアソート。
5種類のうちダージリンとセイロン オレンジペコは産地の名前で所謂「紅茶」の味です。
(オレンジペコはオレンジの味や風味ではなく、茶葉の等級の名称です。)
プリンスオブウェールズはトワイニングを代表するブランドの名称ですこし渋めのスモーキーな味わいが特徴。(ミルクティー◎)
アールグレイは一般的なフレーバードティーでイタリアを主産地とする柑橘類のベルガモットで風味付けがされています。
レディグレイはトワイニング独自のフレーバードティーでアールグレイにオレンジピールやレモンピールを加え、より華やかな味わいが楽しめます。
紅茶は主にストレートまたはミルクかレモンといただくことが多いので、3種類のいただき方に合わせた紅茶を1箱で楽しむことができます。
もちろん5種類それぞれ単品でリーフ(茶葉)とティーバッグで販売されているので、お気に入りを見つけて後から単品をリピートすることができます。
購入場所: カルディや成城石井などの輸入食品取扱店および各種ECサイト
参考価格: 20袋 507円(税込)
紅茶にはカフェインが含まれているので寝る前に飲むのは抵抗がある方もいると思います。
私自身も寝る前は極力カフェインを取らないようにお風呂から上がって以降はルイボスティーなどのハーブティーを飲むようにしてます。
でも時には紅茶の味わいも楽しみたい時がありますよね。
そんな時におすすめなのがアーマッドティーのデカフェアールグレイです。
デカフェ(decaffeinated)はその名の通りカフェインの量を減らした商品を指します。
(カフェインフリーではないので注意。)
紅茶のカフェインを除去する方法は大きく分けて3つ水抽出、超臨界二酸化炭素抽出、有機溶媒抽出があります。
水抽出は文字通り水に茶葉を浸けて抽出する方法なので抽出の段階で紅茶の旨味も水に溶け出てしまいます。
超臨界二酸化炭素抽出は加圧装置内で茶葉に蒸気をあて超臨界炭酸ガスを循環させることによりカフェインを取り除くので、茶葉への負担が少ないと言われています。
最後の有機溶解抽出は化学薬品を使用してカフェインを除去する方法。
アーマッドティーの場合は上記の二番目の超臨界二酸化炭素抽出で96%以上のカフェインを取り除いています。
茶葉への負担の少ないカフェイン除去方法と風味が豊かなベルガモットの香りでデカフェでも通常のアールグレイと謙遜のない味わいが楽しめます。
購入場所: カレルチャペック直営店、直営ECサイト、大型の三省堂書店等の取扱店
価格: ティーバッグ 5袋 594円(税込)/20袋 972円(税込)、リーフ 70g 1944円〜2160円(税込)
紅茶にご興味のある方は一度はこのパッケージの絵やカレルチャペックの名前を見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
カレルチャペックは可愛いパッケージと季節ごとに出るフレーバーが有名ですが、実はピュアティーの取り扱いも豊富です。
ディンブラ、ヌワラエリヤ、ルフナはいずれも紅茶の輸出大国であるスリランカの地域名です。
ディンブラの茶葉は香り、渋み、コクのバランスが良く紅茶の優等生とも言われています。
標高の高いヌワラエリヤの茶葉はすっきり爽やかな味が特徴で洋菓子はもちろん和菓子やお食事との相性も抜群。
標高が低い南の地域のルフナの茶葉は淹れた時の水色も濃く、コクが深いのでミルクティーにおすすめ。
紅茶もワインと同じように産地や取れた時期、年によって味が少しずつ違うのでカレルチャペックのように手に取りやすいブランドでいくつか購入し、気分によって飲み分けるのもいいですよね。
購入場所: ロンネフェルトティーブティック松江公式ECサイト・公式楽天サイト
参考価格: リーフ 50g 1069円(税込)
なかなか聞き慣れないブランド名ですが、ロンネフェルトはドイツの紅茶ブランドです。
アフタヌーンティーへよく行かれる方はザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町やアマン東京、ディズニーランドホテルで提供される紅茶としてご存知かもしれません。
ロンネフェルトのゴールデンアールグレイはドイツの紅茶らしく、雑味が少なくクリアな味わいです。
アールグレイは使用する茶葉に特に規定はないため、主にキームン(中国)やセイロン(スリランカ)の茶葉およびそのブレンドが用いられることが多いです。
しかしロンネフェルトではダージリンの茶葉のみを使用することによりこの雑味の少なくすっきりとした味わいを楽しむことができます。
正直そんなにインパクトがある味ではないのですが、個性が控えめなところがむしろロンネフェルトの個性のような気がします。
購入場所: ベノア公式ECサイト、催事出展時の直営ブース
価格: ティーバッグ 8袋 670円(税込)、リーフ 60g 1404円(税込)
ベノアはかつて銀座松坂屋やジェイアール名古屋タカシマヤなどに直営店が入っていましたが、数年前に実店舗での営業を全て取り止め、現在は通販と催事のみで販売しているブランドです。
アールグレイ続きですが、先のロンネフェルトは主張が激しすぎない穏やかなアールグレイなのに対し、ベノアのアールグレイは同じダージリンベースのアールグレイでもかなり主張の激しいアールグレイです。
ティーバッグやリーフの袋を開けた瞬間から、ベルガモットの芳醇な香りが漂い、どうもーーー!!!!アールグレイでーーーーす!!!!と向こうから推しジャンをしながら近づいてきてくれます。
両極端ですが個人的には両方それぞれに良さがあるのでいつも2種類とも自宅にストックしています。
なおベノアは紅茶だけではなく、スコーンも有名で美味しいです。
ベノアのスコーンは外は艶やかでさっくり、中はしっとりとしていて小麦粉の香りがふわっと香る伝統的な英国風スコーン。
サイズも直径5cm以上あるので1つでかなりお腹が一杯になります。
またロッダ社のクロテッドクリームも通販、催事共に販売しているので是非一緒に合わせて召し上がってみてください。
ベノアのスコーンとロッダ社のクロテッドクリームの組み合わせをいただくともう後戻りはできません。
購入場所: マリアージュ フレール直営店、百貨店ECサイト、成城石井や明治屋などの輸入食品取扱店
参考価格: ティーバッグ 30袋 3456円(税込)、リーフ 100g 2750円(税込)
最後にフレーバードティーの定番中の定番を。
紅茶に詳しくない方も一度は聞いたことのあるであろうマリアージュ フレール。
ブランド名の響きの通りフランスのブランドです。
紅茶は茶葉の産地ごとにワインのように味が異なるのはもちろん、取り扱うブランドの出身国によっても茶葉のアレンジ方法が変わります。
イギリスはスコーンなどと一緒に紅茶をいただくためピュアティーが多いですが、フランスではフルーツや花の香りがつけられた紅茶が多くなっています。
マリアージュ フレールも様々な農園から仕入れた産地別のピュアティーを取り扱っていますが、看板商品は香りが華やかなフレーバードティーです。
中でもマルコポーロは一番人気の紅茶。
説明書きには「中国のフルーツとチベットの花のミックスフレーバードティー」としか書かれておらず、具体的に何のフルーツや花が使われているかは公表されていません。
実際にマルコポーロを淹れると甘いバニラのような香りがたち、飲むと香りの甘さの割に意外とすっきりとしたやや酸味のあるベリー系の味がします。
香りが甘く、フルーツのフレーバーも柑橘類よりはベリー寄りなのでストレートはもちろん、ミルクティーでも楽しめます。
マリアージュ フレールは数ある紅茶ブランドの中でも個人的なお気に入りです。
マルコポーロ以外にもカサブランカ(ミントとベルガモットで風味付けされた緑茶と紅茶のブランドティー)やアールグレイ プロヴァンス(ラベンダーの香りもついたアールグレイ)、ルージュ サハラ(ミント風味のルイボスティー)など好きなフレーバードティーはたくさんあるのですが語り出したらキリがないので、これについてはいつかまた書きたいと思います。
唯一の難点といえばほとんどの店舗が百貨店に入っているため現在軒並み休業中なうえ公式ECサイトはなく、直営の場合電話かFAXでの注文となるところです。
よって今マリアージュ フレールの紅茶を買うのであれば百貨店のECサイトがおすすめです。
(そごう西武のサイトが百貨店ECサイトの中では取り扱い数が多いです。)
またマルコポーロだけであれば成城石井や明治屋など輸入食品取扱店の中でも紅茶を豊富に取り揃えているところは置いていたりします。
以上が独断と偏見で選んだ比較的手に入りやすいおすすめの紅茶たちです。
なおリーフしか用意がないものを飲んでみたいけれど自宅にポットがないという方は100均にお茶パック(ティーバッグの外側)が売っているのでよければ使ってみてください。
今回はピュアティーからフレーバードティーまで満遍なくご紹介しましたが、本当のところは強火アールグレイ担なのでそのうち各社のアールグレイを比較したエントリーでも書こうかなと思っています。
ではでは。